9年前(2014年)のノートPCのストレージをHDDからSSDに交換して困っ(た|ている)こと

9年前(2014年)のHPのノートパソコンENVY17-j100のストレージをHDDからSSDに交換しました。 交換は成功して,7分近くかかっていたPCの起動時間が20秒になってとても満足しています。 交換の方法としては,HDDの中身をSSDにコピーするいわゆるクローン化作業はせず,SSDにWindows10をイチからインストールしました。 いわゆるクリーンインストールというやつです。

交換の際に2つほど(少し)困ったことがありました。1つは,USBで作成したWindows10のインストールメディアではインストールできなかったので,DVD-R DLで作成されたインストールメディアを準備する必要があったことです。BIOSUEFI)でUSBをブートの順序の先頭にしてもダメだったのに,なぜかDVDだとうまくいきました。 もう1つは,BIOSの設定でセキュアブート(Secure Boot)を無効(Disabled)にする必要があったことです。

何はともあれ,少し困った程度でHDDからSSDへの交換自体は完了しました。 本当に困った,いや現在進行形なので本当に困っているのは,SSDに交換してクリーンインストールされたノートPCでWifiが使えない,という問題です。 LANケーブルを差し込めばインターネットに接続はできるのですが,やはりWifiの方が便利です。 Wifiが使えない原因を探るべく,まずは「設定」→「ネットワークとインターネット」を確認してみると,なんとWifiの項目自体がありません。 次に「デバイスマネージャー」で「ネットワーク アダプター」を確認するとWifiに関係ありそうなドライバーがありませんでした。

ドライバーがない,ということはドライバーを自分でインストールする必要があるかもしれない,ということでとりあえずこのノートPCに内蔵されている無線LANカードを確認したら「intel® Wireless-N 7260」という製品名でした。 じゃあこのドライバーをダウンロードしてインストールすれば解決かな,と安心したのも束の間,2022年12月31日でサポートが終了になっていてドライバーが入手できませんでした。

困ったというか,古いノートPCを使い続けているときにちょいちょい遭遇する問題です。 解決策としては,ノートPCの規格に合う新しい無線LANカードを買って交換するか,USBなどで外付けの無線LANアダプターを買うか,もしくは新しいPCを買う,でしょうか。

SSDに交換する際に,ヒンジ部分のプラスチックがバキバキに割れているのを知ってしまって,破片を取り除くとモニターの開閉が厳しくなってしまいました。 さらなる破損を防ぐために,ノートPCは閉じることなく開けっ放しです。 第4世代ですがCore i7SSDに交換してメモリも16GBに増設したこの9年目のノートPC,性能面で困ったことがないので何とかWindows10のサポートが終了する2年後まで使い続けたいです。

Windowsでcpanコマンドを使ったメモ

2012年11月28日現在、Windows XPユーザです。WindowsでPerlを使うときはStrawberry Perlを使っています。Strawberry PerlGCCと呼ばれるC言語などのコンパイラも同時にインストールされるため、コマンドプロンプト(最近はWindows PowerShellなんでしょうか?)からcpanコマンドでPerlモジュールをインストールできます。このcpanコマンドを使う際に学んだことを今さらですがいくつかメモしておきます。

cpanコマンドでとりあえず何かモジュールをインストールしようとしてみたところ、早速インストールに失敗してしまいました。ちなみにcpanコマンドでPerlモジュールをインストールするには、PowerShellで以下のように入力します(ここから先はコマンドプロンプトではなくPowerShellの使用を前提に話を進めます)。

PS C:\> cpan install モジュール名

「モジュール名」にはインストールしたいモジュール名を入力します。

モジュールのインストールに失敗したので、いろいろと原因を調べたところ、cpanのデータベースを初期化することで解決しました。

PS C:\> cpandb --setup

「C:\>」はカレントディレクトリのことです。cpanコマンドへのパスさえ通っていればどのディレクトリでcpanコマンドを実行しても大丈夫なはずです。cpanのパスはStrawberry Perlをインストールすれば自動的に登録されます。登録されていない場合、例えばcpanコマンドを実行したいときは、cpanコマンドのフルパス(私の環境ではC:\strawberry\perl\bin\cpan です)を毎回入力しないといけないので少々面倒です。登録されているパスは環境変数PATHに代入されていますが、PowerShell環境変数PATHを確認するには以下のように入力します。

PS C:\> $env:path.split(";")

これでパスの一覧が1行ずつ出力されます(セミコロンで分割してパスを1行ずつ表示)。新たにパスを登録したい場合、例えばC:\strawberry\perl\bin を登録したいときは以下のようにします。

PS C:\> $env:path += ";C:\strawberry\perl\bin"

モジュールをインストールする方法はcpanコマンド以外にもいろいろあって、例えばWindowsのPerl環境では「ppm」というコマンドを使う方法もあります。むしろWindowsではこのppmコマンドを使うのが一般的かもしれません。他には直接モジュール群(.tar.gz形式で圧縮されたファイル)をダウンロードして解凍後「Makefile.PL」を使ってモジュールをインストールする方法もあります。この方法でインストールする場合は以下のような手順になります。

  1. モジュール群のダウンロード
  2. モジュール群の解凍
  3. 解凍されたディレクトリに移動
  4. perl Makefile.PL」の実行
  5. 「make」の実行
  6. 「make test」の実行
  7. 「make install」の実行

cpanコマンド(やppmコマンド)はこのインストール方法を自動化したコマンドと言えそうです。Makefile.PLを使ってインストールする場合、「perl Makefile.PL」以下に引数を渡すことでモジュールのインストール方法をいろいろ設定できたりするようです。この引数の指定はcpanでもできるみたいです。まず、cpanとだけ入力して対話モードに移行します。

PS C:\> cpan

cpan shell -- CPAN exploration and modules installation (v1.9600) Enter 'h' for help.

cpan>

cpan>」という表示が出て対話モードになったら「o conf」と入力してみます。

cpan> o conf

これでcpanコマンドの設定状況一覧のようなものがずらっと表示されますが「makepl_arg」という行がMakefile.PL以下に渡す引数に相当する部分です。cpanでモジュールをインストールするときに引数を渡すには以下のようにするみたいです。

cpan> o conf makepl_arg 引数
cpan> install モジュール名

他にも分かったことがあればまた少しずつ書き足していこうと思います。ここまでは主に以下のページを参考にしました。

cpanの対話モードは「q」もしくは「exit」で終了できます。

cpan> q
Lockfile removed.

PS C:\>

最近は(いや、もう昔というべきかもしれませんが)cpanコマンドではなくcpanmというコマンドでモジュールをインストールするようです。cpanmを使えるようにするには、App::cpanminusモジュールをインストールします。

cpan> install App::cpanminus

cpanmでモジュールをインストールする場合は以下のようにします(cpanmを使うときはcpanの対話モードを終了しておきます)。

PS C:\> cpanm モジュール名

このケースでは、Cドライブ直下に「.cpanm」というフォルダが生成されます。このフォルダには実行結果のログファイルなどが含まれるようになります。カレントディレクトリに.cpanmのようなフォルダが作られるようなので、cpanmでモジュールをインストールするときは、.cpanmフォルダをあっちこっちに作らないためにもあらかじめディレクトリを決めておいた方がよいかもしれません。